野村不動産パートナーズのスタッフが、日頃、どんな業務を行っているのかをお伝えする企画の第3弾。皆さまがお住まいのマンションでのお困り事の解決や修繕、資産運用の提案など、管理会社である野村不動産パートナーズの窓口として関連部署や協力会社と連携して皆さまをサポートする役割を担う、マンションマネージャーの仕事をご紹介します。
理事会は、マンションによって月1回のところから数ヶ月に1度のところまで開催頻度が異なる。仕事を持っている理事が集まりやすいように土曜日、日曜日の開催が多い。
野村不動産パートナーズの管理するマンションには、必ず1人以上、そのマンションを担当するマンションマネージャーがいます。マンションマネージャーの主な役割は、マンション管理組合の活動のサポートです。具体的には総会・理事会運営補助、予算・決算案の素案の作成、理事会への提案資料の作成、建物設備の保守点検や修繕の手配などがあげられます。社内では、日常的にお客さまと接する住まいるサポーター、管理組合資産の出納を担当する組合会計部門、日常の修繕から大規模修繕までを担当する技術部門、24時間365日の緊急受付を担当する住まいるセンターといった専門部署や、警備保障会社、清掃業者、イベント企画会社などの協力会社と連携して、管理組合と交わした委託契約に基づく管理業務が滞り無く遂行できているかチェック、指示する指揮者的なポジションです。また、お客さまのより安全で快適なマンションライフのために、マンション管理のプロとしてお客さまのご相談やご要望にお応えしたり、ご提案をさせていただくのもマネージャーの仕事です。
1人のマネージャーが担当するエリアや物件数はそれぞれ異なりますが、入社7年目のYマネージャーは、新築~3年の物件を3棟、10~20年の物件を3棟、30年以上の物件を1棟、計7棟を担当しています。大規模マンションの場合は複数のマネージャーで担当することもあります。
野村不動産パートナーズのマンションマネージャーが大切にしているのは「コミュニケーション」。例えばプラウドシリーズの新築マンションの場合、入居説明会(ハウスウォーミングパーティーと呼んでいます)の交流イベントの進行役を務めるのが、担当マネージャーの最初の仕事です。入居者の皆さまに顔を知っていただくこと、入居者同士の懇親を深めていただくことを目標に、ゲームなどを織り交ぜて楽しい会を作れるように努力しています。最低月2回、担当マンションを巡回しますが、もちろん、これ以外にもお客さまからのお問い合わせや設備の故障などで担当マンションに訪れる機会もあります。マンション管理は何も問題がないのが一番ですが、もし何か問題が起こった時には、その解決のために、できるだけ当事者と「会って(会えない時は電話などで)話す」ことを心がけています。「メールや文章ではちょっとした言葉の行き違いもありますので、いくら書面が整っていても、それに頼らず会って話すほうがスムーズに物事が運ぶことが多いですね」(Yマネージャー)
また、バーベキュー大会、クリスマス会や餅つき大会、防災訓練などマンションにはさまざまな行事があります。マネージャーはこれらの企画会議に参加して具体的な内容を提案したり、地域の区役所や消防署などに協力を依頼するなど、行事がスムーズに開催されるようにバックアップします。
理事会の際には、マンションマネージャーもオブザーバーとして参加する。マンションで起きた故障やトラブルの報告をしたり、解決のための提案を述べる。
この日、Yマネージャーに求められたのは、共用部設備の不具合に関する対応方法のアドバイス。
Yマネージャーに、この仕事のやりがいについて聞きました。「これがやりがいだ、と言い切るのは難しいですね。小さなことから大きなことまで、日々の様々なやりがいの積み重ねが、マネージャーの仕事の醍醐味でしょうか」
大きいやりがいの一つは、マンションの大規模修繕。大規模マンションなどでは2年の準備期間を経て1年かけて工事をするという長いスパンの仕事です。どこをどう修繕するのかはお客さまの判断ですが、その判断材料や優先順位の付け方などを、予算を見つつ技術スタッフと相談しながら提案します。工事が完成し、お客さまが満足する様子を見た時には、本当にやりがいを感じたとYマネージャーは振り返ります。また、居住者の皆さまの日々のお困り事を無事に解決できて「ありがとう」や「助かったよ」の言葉をかけてもらえた時がうれしいとのこと。
居住者の皆さまの快適で楽しいマンションライフのために、管理会社として何ができるか。マンションマネージャーは常に考え、行動しています。
Yマネージャーの標準的な1週間に密着しました。
理事会に提出する「月次業務報告書」を作成。マンションの定期点検や退去・契約の報告、会計報告など内容は多岐にわたる。
月1回、担当マンションを巡回し、住まいるサポーターとコミュニケーションをとり、自身でも鍵や備品のチェック、館内の点検などを行う。
1年目の社員には、先輩社員によるインストラクター制度がある。Yマネージャーも先輩として後輩のサポート。
住まいるセンターに寄せられる内容も、マネージャーは同じシステムで共有している。関連部署との会議や打合せは頻繁に行われる。
日曜日は理事会やマンションのイベントが多い。複数のマンションをハシゴすることも。
※本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2014年12月時点)