集まっての訓練が難しい昨今ですが、今できる方法をそれぞれのマンションで考えることも大切です。例えば、防災情報のチラシで意識を高めることや、集まれないときの次善策として、動画で疑似体験できるような仕組みなど、災害対策を工夫してみましょう。
スマホの普及が進む中、災害時に備えてマンション内のWEBでのつながりの活用もおすすめです。安否確認の後で必要になってくるのは復興に向けての段取りです。マンションにいなくても、居住者さま同士の状況確認や今後のスケジュールなどがすぐに共有できる、新しいシステムも活用しましょう。
災害時にはそれぞれの持つスキルや経験が役立つこともあるでしょう。特別な資格だけでなく、介護や育児の経験、お料理などのスキルも。状況に応じて、必要なときにそれぞれの得意分野で助け合うことをイメージしておけば、マンションで暮らすことの安心感がより高まるでしょう。
日常的に皆でマンションに関心を持ち、暮らしやすい環境のために協力しあえる関係性を築いておくことは災害時にもプラスに活かされるでしょう。しかし、すべての方と同じような関係性を築くことも難しいもの。いざという時には皆で対応する、そんな懐の深さも必要です。
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