災害時でも楽しい食事を!
在宅避難時の食事を、
備蓄と工夫でもっと豊かに
気持ちが沈みがちな災害時も健康維持のための食事は欠かせないものです。特に小さな子どもや高齢者にとって、食事の変化は負担が大きいといわれていることから、避難生活でも食事の質をできるだけ維持することが必要です。ライフラインがストップした在宅避難時には、日常使っている食材や備蓄品の工夫、献立や調理のちょっとしたアイデアで、災害時でもおいしく楽しい食事が可能です。今回ご紹介するアイデアをヒントに、食事を豊かにするための備えを普段から心掛けてみてはいかがでしょうか?
POINT1
食品用ポリ袋を使うと
洗い物も少なく、
貴重な水の節約に!
〜 おすすめレシピ 〜マリネ
酢は食欲増進効果が期待できるといわれています。また、常温での管理がしやすく常備しておくと便利な缶詰も汁は旨みがたっぷりで調味料としても利用でき、水分としても無駄なく使えます。
【作り方】
ポリ袋に玉ネギとツナを汁ごと、
砂糖、酢を入れ混ぜ合わせる
※冷蔵庫に入っている野菜から使って加えると彩りも栄養も豊かに!キュウリ、トマト、パプリカなどもおすすめです。
※ポリ袋は「食品用」を使用。加熱調理の際は耐熱性のポリ袋をご使用ください。
POINT2
お鍋ひとつで効率よく、
調理エネルギーの
節約につながる!
〜 おすすめレシピ 〜パエリア
生米を洗わずにそのまま使えるので、米を研ぐ工程が省けます。シーフードミックスなど、普段からストックしている食材でさまざまなアレンジが可能です。ほかにもリゾットなどの洋食に応用することもできます。
【作り方】
1. 鍋にオリーブ油を入れて(あればニンニク、玉ネギ)米を炒める
2. 米が透き通ったら野菜ジュースとサバ缶の汁、固形スープを入れてひと煮立ち
3. 2にサバ缶の身(あればパプリカ)を入れ、蓋をして15分煮る
4. 火を止めて3分蒸らし、お好みで塩コショウ(あればパセリ)をかける
POINT3
甘いおやつは心をホッと、
不安を軽くする
効果も期待できます!
〜 おすすめレシピ 〜パフェ
ジャムや、ドライフルーツ、スナック菓子など、工夫次第で普段から家にあるものが材料になります。透明のプラコップを使うと映える断面に仕上がります。見た目の美しさも、災害時は心の潤いになるでしょう。
【作り方】
1. フルーツ缶などのフルーツを刻む
2. コーンフレークを容器に入れる
3. 1とヨーグルト、マシュマロを2の上にかける
※お家にあるバナナなどのフルーツ、ジャムやドライフルーツ、チョコレートや砕いたクッキーなどお好みで。
※リンゴやみかんなどは比較的日持ちするフルーツです。
普段食べてもおいしい
“ちょっといい備蓄食品”
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※ご応募は巻末アンケートはがきまたはWEBから、各号一世帯につき一回までとさせていただきます。
危機管理教育研究所 代表、危機管理アドバイザー。女性や生活者の視点で 家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱している。内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員、東京都「震災復興検討会議」委員などを務める。
監修
国崎信江氏
※ 本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2023年6月時点)