高齢者と災害への備え
災害への備えは欠かせませんが、必要な備えは年齢や家族構成などによってそれぞれ異なるものです。
今回はご高齢の方に必要な備えや、ご近所にご高齢の方がお住まいのマンション居住者さま目線の、気をつけるポイントをご紹介します。離れて暮らすご高齢のご家族の状況も改めて確認し、より安心・安全な生活への備えを考えてみましょう。
環境自宅を安全に!
家の中にものが増え過ぎると、避難の妨げになってしまうこともあります。
日常的に身の回りの整理整頓を心がけましょう。
Point
- 不要なものは処分することも大切です
- 重いものは下に収納し、落下の危険をなくしましょう
- 家具の転倒防止対策を改めて見直してみましょう
身体身体の変化を把握し、
リスクを認識!
加齢に伴う身体機能の変化は、誰でも避けられないものです。
ただ、危険に気づくためには、五感からの情報も大切です。現在の身体の状態を知り、リスクのための備えをしましょう。
Point
- 防災訓練に参加し、避難時の肉体的な負担も認識しましょう
- 補聴器や在宅医療機器のバッテリーや電池は多めに備えると安心です
- 持病の薬は非常時のストックを主治医に相談しておくとよいでしょう
- 転倒検知やSOSが発信できるスマートウォッチなどの見守り機能の活用を
コミュニティを大切に
突然起きる災害に助けあいは欠かせません。
マンション内では、日頃から声をかけあうなど、コミュニケーションも大切です。自然と相手の状況がわかるようになり、いざというときに手を差しのべやすくなるようです。
また、事前にお互いに役に立てることを知っておくと助けあいがスムーズになるでしょう。災害時に役立つ経験やスキルがないかも考えておきましょう。
水も運べる!
便利な防災ふろしきをプレゼント
「防災グッズこそ持ち歩いて欲しい」
日常も使える便利な一品!
株式会社アイクリエイト
エコバッグ・傘がわりなど普段から幅広く使うことができ、水も運べるほどの超撥水加工を施した多機能「防災ふろしき」。さらに、災害に役立つ情報がデザインに組み込まれており、プリントされた二次元コードを読み取れば、政府官邸の災害サイトへもアクセスできる優れものです。
2名さま
(WEB限定)
株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所代表取締役社長。特定非営利活動法人キッズデザイン協議会理事。シンクタンクとして各種のコンサルティング、空間開発、地域開発に携わる。JIS Z8150「子どもの安全性─ 設計・開発のための一般原則」の原案作成に関わるほか、国際標準化に向けて活動中。
監修
高橋義則氏
※ 本サイトに掲載している記事は、発行時における情報のため、現状と異なる場合があります。(2023年12月時点)